[1F]19世紀ホール

すっきりしている、その理由・・・

ここは、ル・コルビュジエの理想では、先々のアートの複合的な発展を見越し、どんなアートにも対応できるような空間にする予定でした。
その象徴的なデザインとして、ホールの壁の上部にはぐるりとフォトコラージュによるル・コルビュジエ自身の作品を展示する予定だったとか。

でも、「松方コレクションのための美術館」という日本側の基本趣旨と折り合いがつかず、結果、現在のような展示室に。(写真)

現在は彫刻作品が置かれ、高い吹き抜けがすっきりした印象の展示室ですが、ゆっくりとスロープを登りながら、もしル・コルビュジエの作品が展示されていたら?と想像してみるのも面白いかもしれません。