参加作家一覧(五十音順)
——ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?
各作家の略歴・作品画像にくわえ、特別企画「一問一答」も掲載中。これまでの活動や本展に対する思いなど、作家の声をお届けします。
(下記にて★印がある作家の回答をご覧いただけます。)
各作家の略歴・作品画像にくわえ、特別企画「一問一答」も掲載中。これまでの活動や本展に対する思いなど、作家の声をお届けします。
(下記にて★印がある作家の回答をご覧いただけます。)
1988年神奈川県生まれ。女子美術大学芸術学部絵画学科(洋画専攻)卒業、東京藝術大学大学院美術研究科修士課程(油画専攻)修了。主な個展に「瀬戸内国際芸術祭2016・アーティスト in 六区 2016 : Vol.1 飯山由貴:生きている百物語」(宮浦ギャラリー六区、2016年)、「あなたの本当の家を探しにいく」(東京都人権プラザ、2022年)など。主なグループ展に「戦争画STUDIES」(東京都美術館、2015年)、「歴史する! Doing history!」(福岡市美術館、2016年)、「コンニチハ技術トシテノ美術」(せんだいメディアテーク、2017年)、「ヨコハマトリエンナーレ2020 Afterglow−光の破片をつかまえる」(横浜美術館、2020年)、「地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング」(森美術館、2022年)など。
1982年山形県生まれ。東京造形大学絵画科卒業。主な個展に「未遂の花粉」(愛知県美術館、2017年)、「梅津庸一展|ポリネーター」(ワタリウム美術館、2021-22年)、「緑色の太陽とレンコン状の月」(タカ・イシイギャラリー、2022年)など。主なグループ展に「恋せよ乙女! パープルーム大学と梅津庸一の構想画」(ワタリウム美術館、2017年)、「百年の編み手たち−流動する日本の近現代美術−」(東京都現代美術館、2019年)、「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」(森美術館、2023年)など。主な展覧会企画に「フル・フロンタル 裸のサーキュレイター」(三越コンテンポラリーギャラリー、2020年)など。作品集に『ラムからマトン』(アートダイバー、2015年)、『梅津庸一|ポリネーター』(美術出版社、2023年)。『美術手帖』 2020年12月号 の特集「絵画の見かた」を監修。第9回岡本太郎記念現代芸術大賞展準大賞(2006年)。2013年よりパープルームを主宰。
https://twitter.com/parplume
https://www.instagram.com/yoichiumetsu/
1984年兵庫県生まれ。東京藝術大学美術学部絵画科(油画専攻)卒業、同大学大学院美術研究科博士後期課程修了。在学中にウィーン美術アカデミーに交換留学。2022年文化庁新進芸術家海外研修制度でニューヨークに滞在。主な作品発表に、パフォーマンス「アイ・アム・ノット・フェミニスト!」(フェスティバル/トーキョー17、2017年)、主な個展に「燃ゆる想いに身を焼きながら」(愛知県立芸術大学サテライトギャラリー SA・KURA、2021年)など。主なグループ展に「彼女たちは歌う」(東京藝術大学 美術館陳列館、2020年)、「フェミニズムズ」(金沢21世紀美術館、2021年)、「ルール?展」(21_21 DESIGN SIGHT、2021年)など。2018年より批評家/キュレーターの丸山美佳とともにクイア系アートジン『Multiple Spirits(マルスピ)』を発行。
1965年東京都生まれ。東京藝術大学教授。東京藝術大学美術学部絵画科(油画専攻)卒業、同大学大学院美術研究科修士課程(壁画専攻)修了。主な個展に「同時に答えろYesとNo!」(森美術館、2004年)、「透明ランナーは走りつづける」(広島市現代美術館、2009年)、「あなたが誰かを好きなように、誰もが誰かを好き」(豊田市美術館、2012年)、「帰ってきたDr.N」(はじまりの美術館、2014年)、「不完全−パラレルな美術史」(千葉市美術館、2018年)、「オールリターン―百年たったら帰っておいで 百年たてばその意味わかる」(弘前れんが倉庫美術館、2020年)など。主なグループ展に「The Global Contemporary: Art Worlds After 1989」(カールスルーエメディア芸術センター[ZKM]、2011年)など。第69回芸術選奨文部科学大臣賞(2018年)。
彫刻家・評論家。版元主宰。芸術学博士(筑波大学)。1985年宮城県生、東京都在住。主な展覧会に「近代を彫刻/超克する−津奈木・水俣編」(個展、つなぎ美術館、熊本)、「あいちトリエンナーレ2019」など。単著に『モニュメント原論──思想的課題としての彫刻』(青土社、2023年)、『近代を彫刻/超克する』(講談社、2021年)。主な編著に『この国(近代日本)の芸術──〈日本美術史〉を脱帝国主義化する』(山本浩貴と共編、月曜社、2023年)。『芸術新潮』『東京新聞』で評論連載。
1983年熊本県生まれ。2012年愛知県立芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。
近年の個展に「迷いの尺度―シグナルたちの星屑に輪郭をさがして」(ANOMALY、東京 2019年)「Tiles | Signals ─ unexpected dimensions」(Kanda & Oliveira、西船橋 2023年)。
参加した主な展覧会に「絵画の庭―ゼロ年代日本の地平から」(国立国際美術館、大阪 2010年)、「魔術/美術―幻視の技術と内なる異界」(愛知県美術館、名古屋 2012年)「熊本市現代美術館開館20周年記念 Our Attitudes」(熊本市現代美術館ギャラリーⅢ、熊本 2022年)。パブリックコレクションに国立国際美術館、愛知県美術館、豊田市美術館など。
1970年愛知県生まれ。愛知県立芸術大学美術学部日本画科卒業。主な個展に「Focus」(フォートワース近代美術館、2006年)、「天上の下地 prime and foundation」(宮城県美術館、2015年)、「こっぱとあまつぶ」(豊田市美術館、2016年)、「とんぼ と のりしろ」(東京都美術館、2017年)、「チリと見返し」(小山登美夫ギャラリー六本木、2017年)、など。主なグループ展に「The Triumph of Painting」(Saatchi Gallery、2005年)、「夏への扉―マイクロポップの時代」(水戸芸術館現代美術ギャラリー、2007年)、「ウィンター・ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開」(原美術館、2009年)、「絵画の庭―ゼロ年代日本の地平から」(国立国際美術館、2010年)など。第68回 芸術選奨文部科学大臣賞(2017年)。
1963年生まれ。ジェンダー、セクシュアリティをテーマに、女か男か、同性愛か異性愛かといった二項対立の狭間にある曖昧なものの可視化を試みた写真集『IN MY ROOM』で第31回木村伊兵衛写真賞を受賞(2006年)。他に身体表象の市場価値を問うシリーズ『ヨコたわるラフ』、日本特有の無秩序な都市空間を集めた写真集『カスババ』(2011年)、影という自然現象が描く空間を被写体としたシリーズなどがある。2021年、国立国際美術館にて個展『毎日写真1999-2021』を開催。2022年、第72回芸術選奨文部科学大臣賞(美術部門)、第38回写真の町東川賞国内作家賞受賞。
1975年東京都生まれ。東京藝術大学美術学部絵画科(油画専攻)卒業、同大学大学院美術研究科修士課程絵画科(油画専攻)修了、ベルリン芸術大学卒業。2004-2007年文化庁芸術家在外研修員としてベルリンに滞在。主な個展に「どの瞬間が一番ワクワクする?」(ポーラ美術館、2018年)、「How Can It Be Recovered?」(Maitland Regional Art Gallery、メートランド、2020年)など。主なグループ展に「第15回シドニー・ビエンナーレ―接触域」(2005年)、「長島有里枝×竹村京 『まえ と いま』」(群馬県立近代美術館、2019年)、「ヨコハマトリエンナーレ2020 Afterglow−光の破片をつかまえる」(横浜美術館、2020年)、「日常のあわい」(金沢21世紀美術館、2021年)、「Before/After」(広島市現代美術館、2023)、「ホーム・スイート・ホーム」(国立国際美術館、2023年)など。VOCA2009奨励賞(2009年)。
映像や執筆、あるいは介入的なプロジェクトなどの多様な芸術実践のなかで、田中は「共に生きるとは何か」を考察し、人々の協働や共同体のあり方やを問い直してきた。それは非日常的な状況下での人びとの無意識の振る舞いを記録することで、集団の力学を明らかにしようとする試みでもある。主な展覧会などに、ベルリン国際映画祭(2020年)、ミュンスター彫刻プロジェクト(2017年)、ヴェネチア・ビエンナーレ(2017年、2013年)等。
1950年長野県生まれ。東京藝術大学美術学部絵画科(油画専攻)卒業。同大学大学院修士課程(油画専攻)を修了。主な個展に「辰野登恵子1986-1995」(東京国立近代美術館、1995年)、「辰野登恵子 オン・ペーパーズA Retrospective 1969-2012」(埼玉県立近代美術館/名古屋市美術館を巡回、2018-2019年)など。主なグループ展に「現代美術への視点 メタファーとシンボル」(東京国立近代美術館/国立国際美術館、1984年)、「ユーロパリア‘89ジャパン現代美術展」(ゲント市立現代美術館、1989年)、「戦後日本の前衛美術」(横浜美術館/グッゲンハイム美術館/サンフランシスコ美術館、1994年)、「視ることのアレゴリー 1995:絵画・彫刻の現在」「与えられた形象-辰野登恵子/柴田敏雄」(国立新美術館、2012年)など。第46回芸術選奨文部大臣新人賞(1996年)。第54回毎日芸術賞(2013年)。2014年歿。
1984年、ロシア、モスクワ生まれ。京都市在住。
人間としていかに世界を知覚し想像できるかを問いながら、歩き、考え、経験したことを映像、ドローイング、写真、セラミック、言葉などの作品を通して表現する。
モスクワでクラシック音楽や日本の文学を学んだ後、2012年より日本へ渡る。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現領域博士後期課程修了。博士(美術)。
第 38 回写真の町東川賞 特別作家賞 受賞。「VOCA展2023」奨励賞 受賞。
著書に写真集『林檎が木から落ちるとき、音が生まれる』(torch press, 2016)、作品集『聴こえる、と風はいう』(Ecrit, 2022)。
近年の主な個展に「Days With the Wind | 風の日は島を歩く」高松アーティスト·イン·レジデンス2020(女木島、高松市、2021年)、「道は半島をゆく」(知床半島内の複数会場、2018)、グループ展に「新しいエコロジーとアート」東京藝術大学大学美術館(東京、2022)、「開館20周年記念展 Flower of Life 生命の花」 ヴァンジ彫刻庭園美術館(静岡、2022)、「FACES」SCAI PIRAMIDE(東京、2021)、「Land and Beyond | 大地の声をたどる」ポーラ ミュージアム アネックス(東京、2021)など。
1961年広島生まれ。1997年第47回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館に「地上にひとつの場所を」を発表。主な個展に「信の感情」パリ日本文化会館(パリ、2017年)。「Two Lives」テルアビブ美術館(テルアビブ、2017年)。「明るい地上には あなたの姿が見える」水戸芸術館現代美術ギャラリー(茨城、2018年)。「うつしあう創造」金沢21世紀美術館(石川、2020年)。「breath」ミュンヘン州立版画素描館(ミュンヘン、2023年)。パーマネント作品に、《このことを》家プロジェクト「きんざ」(香川、2001年)。《母型》豊島美術館(香川、2010年)がある。
1937年東京府生まれ。東京藝術大学美術学部絵画科(油画専攻)卒業、同大学大学院美術研究科(版画専攻)修了。文部省派遣在外研究員としてパリ国立美術学校、ハンブルグ造形芸術大学にて研修。銅版腐蝕版画による作品を制作。主な展覧会に「第14回日本国際美術展」(1982年)、「第1回中華民国国際版画ビエンナーレ」(1983年)、「ソウル国際版画ビエンナーレ」(1986年)、個展「中林忠良−腐蝕銅版画−白と黒の世界展」(池田20世紀美術館、1997年)、個展「中林忠良−すべて腐らないものはない」(町田市立国際版画美術館、2009年)、個展「腐蝕の海/地より光へ−中林忠良銅版画展」(川越市立美術館、2017年)「中林忠良展 銅版画-腐蝕と光」(茅野市美術館, 2019)など。2003年、紫綬褒章。2014年、瑞宝中綬章。2023年、文化功労者。東京藝術大学名誉教授、大阪芸術大学客員教授、日本版画協会理事、日本美術家連盟理事長。
武蔵野美術大学在学中に公募展で受賞し、活動を開始。99年カルアーツMFA修了。2001年、第26回木村伊兵衛写真賞受賞。写真やアートの仕事と並行して子育て、文筆活動、大学講師を務めながら、フェミニズムを学ぶために復学。『背中の記憶』(2010, 講談社)で第26回講談社エッセイ賞受賞。15年、武蔵大学人文科学研究科社会学専攻前期博士課程修了。21年、金沢21世紀美術館で「ぎこちない会話への対応策—第三波フェミニズムの視点で」展のゲストキュレーターを務める。2023年の個展「ケアの学校」(MAT, Nagoya)ではパフォーマンスや協働、対話を用いた作品を発表。近著に『「僕ら」の「女の子写真」からわたしたちのガーリーフォトへ』(2020, 大福書林, 日本写真協会学芸賞受賞)、『去年の今日』(2023, 講談社, 野間文芸新人賞候補)などがある。
2014年相模原にて結成。主な展覧会に「恋せよ乙女!パープルーム大学と梅津庸一の構想画」(ワタリウム美術館、2017年)、「パープルタウンでパープリスム」(パープルーム予備校ほか、 2018年)、「表現者は街に潜伏している。それはあなたのことであり、わたしのことでもある。」(パープルームギャラリー、2019年)、「フル・フロンタル 裸のサーキュレイター」(三越コンテンポラリーギャラリー、2020年)など。出品メンバーの主な個展に「ファンタジーホスピタル」(パープルーム・ギャラリー、2020年)、「わきもとさき わたしはおうちのお当番」(パープルーム・ギャラリー、2023年)、「安藤裕美個展 学舎での10年をめぐって『ナビ派』と『パープルーム』への眼差し」(パープルーム・ギャラリー、2023年)など。
アーティスト。1994年生。「孤独」や「二人であること」の回復に向けて、社会を成立させる日本語やプログラム言語、会話などを再組織することで、映像作品やウェブサイト、絵画、ボードゲームなどの制作、詩や批評の執筆、展覧会企画などを行っている。主な活動に個展『新しい死体』(PARCO Museum Tokyo)、キュレーション展『惑星ザムザ』(小高製本工業跡地)、一人しかアクセスできないウェブページ『隔離式濃厚接触室』、詩集『涙のカタログ』(PARCO出版)、単著『ラブレターの書き方』(晶文社)など。
1954年東京都生まれ。多摩美術大学客員教授。フランス政府給費留学生としてパリ第一大学に留学。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。なびす画廊、ガレリア・フィナルテ、ギャラリー21yo-jなどで個展を継続的に行う。主なグループ展に「第5回ハラ・アニュアル」(原美術館、1985年)、「視ることのアレゴリー」(西武美術館、1995年)、「Physica-自然哲学としての芸術原理」(表参道画廊、2018年)、「Heterotopia」(東京都美術館、2019年)がある。主な共著書に『モデルニテ3×3』(思潮社、1998年)、『絵画の準備を!』(朝日出版社、2005年)、『絵画との契約:山田正亮再考』(水声社、2016年)など。主な訳書にユベール・ダミッシュ『カドミウム・イエローの窓―あるいは絵画の下層』(共訳、水声社、2019年)など。共同編集として『モダニズムのハード・コアー現代美術批評の地平』(太田出版、1995年)、『Art Trace Press』(Art Trace、2011年より刊行)など。
1981年沖縄県生まれ。東京都在住。主な個展に「American Boyfriend: Portraits and Banners」(void+、Yutaka Kikutake Gallery、2022年)、「How Many Nights」(ギャラリー小柳、東京、2017年)、グループ展に「ぎこちない会話への対応策―第三波フェミニズムの視点で」(金沢21世紀美術館、石川、2021年)などがある。また、著作に小説集『ディスタント』(2019年、河出書房新社)がある。
1983年千葉県生まれ。2005年東洋大学経済学部卒業。2008年東洋美術学校絵画科卒業。主な展覧会に、2023年「耽奇展覧」ギャラリー小柳(東京)、2022年「高松コンテ ンポラリーアート・アニュアル ここに境界線はない。/?」高松市美術館(香川)、「奇想のモード:装うことへの狂気、またはシュルレアリスム」東京都庭園美術館(東京)、2018年「シェル美術賞アーティストセレクション」国立新美術館(東京)。主な受賞は、2018年第10回絹谷幸二賞など。
1986年三重県伊勢市生まれ。名古屋学芸大学⼤学院修了後、学生時代の友人と名古屋で映像制作会社を起業。2013年に代表取締役を辞任し上京、作家活動を開始。 同年の秋に母が自死してしまい、これまでの人生観や生活が一変してしまう程の大きな失望を経験する。 この出来事をきっかけに死者への鎮魂や、亡き者への視点を変容させる絵画作品の制作を手掛け始める。