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作品紹介

19,20世紀
(第二次大戦前)

写真:オーギュスト・ロダン カレーの市民)

  • オーギュスト・ロダン
  • 1840年 - 1917年
  • カレーの市民
  • 1884-88年(原型)、1953年(鋳造)
  • ブロンズ 230 x 180 x 220 cm
  • 台座上面前方に署名: A. Rodin; 台座背面右に鋳造銘: George Rudier / Fondeur Paris.
  • S.1959-0008
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1884年、カレー市民はかねて懸案になっていた、同市を救った恩人、ウスターシュ・ド・サン・ピエールの記念碑建設を決定し、ロダンが指名された。ウスターシュは、中世百年戦争の時代、イギリス国王が1347年に英仏海峡を越えて同市を包囲した際、他の5人の地位の高いカレー市民と共に人質としてイギリス国王の陣営に赴き、カレー市と市民の生命を救ったのであった。年代記を読んで感動したロダンはウスターシュ1人の代わりに6人の市民がそれぞれの絶望と苦悩のうちに、市の鍵を手に、首に縄を巻いて裸足で市の門を出て行く群像を作り上げた。英雄の華々しい身振りを期待していた市当局はロダンの感動的な人間像を理解できずにこれを拒否し、カレー市で除幕式が行なわれたのは完成後7年経ってからだった。

(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 138)

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