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作品紹介

18世紀
(ロココ美術など)

写真:アレッサンドロ・マニャスコ 嵐の海の風景
写真:アレッサンドロ・マニャスコ 羊飼いのいる風景

この一対の作品は、マニャスコの第二ミラノ時代の最盛期である1718-25年頃の作とされる壮大な風景画である。暗い、しかし豊かな諧調をもつ色彩、渦巻き飛び跳ねるようなタッチ、そしてねじ曲げられ、半ば陰に沈む細長い人物たち――これらによって生み出される幻想的で烈しいドラマは、マニャスコ独特の絵画世界をよく伝えている。彼はここで壮大な自然の美と威力を表わすと同時に、大自然の前に小さく無力な存在でしかない人間の、自然との果敢な戦いの姿をも示そうとしているかのようである。特に人物像にみられる、印象主義的な、それとはっきりわかる筆のタッチは、18世紀のヴェネツィア派絵画、とりわけグアルディに引き継がれて行く。

(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 46/47)

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