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織りだされた絵画: 国立西洋美術館所蔵17-18世紀タピスリー

  • 織りだされた絵画: 国立西洋美術館所蔵17-18世紀タピスリー
  • 2003(平成15)年3月18日- 2003(平成15)年5月25日
  • 会場:
    国立西洋美術館
    出品点数:
    工芸7点
    入場者数:
    48,558 人

ヨーロッパでは、古くから織物芸術が盛んでした。中でも古代西アジアや古代エジプト、コプトなどに起源を持つ、華やかな「綴れ織り」(通常フランス語で“タピスリー”と呼ばれる)芸術は、13−14世紀頃から、城や聖堂、邸館などの居室の装飾として発達しました。経糸(たていと)に麻、緯糸(よこいと)に羊毛や絹を用い、平織りで様々な絵柄や文様を織りだしたこのタピスリー制作は、主としてフランドルや北フランスに点在するアトリエを中心にして行われ、やがてルネサンス、バロックの時代を通じて、ヨーロッパの工芸美術における、最も創造的で特徴的な分野のひとつを形成していきました。国立西洋美術館には、これまで、タピスリー芸術の頂点ともいわれる、ルイ14世治下のフランスで織られた著名なゴブラン織り連作〈王の城づくし〉中の1点《シャンボール城:9月》が所蔵されていました。しかし、繊細で脆弱な絹糸が用いられていることによる保存上の理由と、展示効果の観点から、なかなか公開の機会に恵まれませんでした。他方、2001年度に糖業協会および、日本興業銀行(寄贈当時)より、かつて松方コレクションに属していた計6点の見事なタピスリーの寄贈をいただいたことは、当館のコレクションにとって画期的な出来事でした。わが国では稀な、タピスリーの一括コレクションがここに形成されることとなったのです。

今回、小企画展として、17世紀から18世紀のタピスリー芸術の精華であるこれら7点の作品を初めて一堂に公開し、一部の作品に新たに施された修復・洗浄の成果も含めて、日本では接することの少ないこのヨーロッパ美術の重要な一分野を紹介いたします。絵画芸術の強い影響を被りながらも、タピスリー独自の表現を追い求めた工匠たちの情熱と技術は、瞠目に値するものといえるでしょう。

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