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今後の展覧会予定小企画展
アーティスト・バイ・アーティスト――西洋版画に見る芸術家のイメージ

パンフレット
会期
2026年3月28日[土]-6月21日[日]
開館時間
9:30~17:30(金・土曜日は~20:00)
※入館は閉館の30分前まで
休館日
月曜日、5月7日[木](ただし、3月30日[月]、5月4日[月・祝]は開館)
会場
版画素描展示室(常設展示室内)
主催
国立西洋美術館
お問合せ
050-5541-8600(ハローダイヤル)

ルネサンス以降、西洋の美術において作者の姿は頻繁に造形化され、なかでも自画像という一般的な画題としてあまねく定着しました。本展は、自画像を含む芸術家の表象の史的変遷を、国立西洋美術館が所蔵する版画を中心とした作品50点弱を通じて辿るものです。

造形作品においてその作者の姿が表されるようになった背景には、社会における表現者のありかた、地位の変遷を挙げることができます。中世の間、彼らは匿名の職人であり、その姿が造形物に表現されることも滅多にありませんでした。しかし16世紀以降、彼らは制作行為を学問や科学と結びつけて理論化し、自らを知的な自由学芸の実践者にして創造主たる「芸術家」として確立させていきます。こうした地位向上が、表現者個人に対する関心の増大を招き、その結果として芸術家自身が表現の主題、目的として表されるようになるのです。さらに19世紀になると、芸術家は思考する「個」としての自覚を深め、孤高なる、苦悩する表現者へと変貌していきました。

本展では、デューラー、レンブラント、ゴヤ、ピカソらよる作例を通じ、自画像や個別の芸術家の肖像だけでなく、制作中の姿や、理想像としての芸術家像もあわせて展示します。多彩なイメージを通して、芸術家とは何者であるかを問い直し、創造と自己表現の歴史を振り返ってみたいと思います。


  • アルブレヒト・デューラー《メレンコリアⅠ》1514年、エングレーヴィング

  • ジョヴァンニ・ベネデット・カスティリオーネ、通称イル・グレケット《ジョヴァン ニ・ベネデット・カスティリオーネの天分》1648年、エッチング

  • フランシスコ・デ・ゴヤ《『ロス・カプリーチョス』:理性の眠りは怪物を生む》1799年、エッチング/アクアティント

  • ルイージ・コンコーニ《影としての自画像》1888年以前、エッチング/モノタイプ

すべて国立西洋美術館蔵