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今後の展覧会予定小企画展
真理はよみがえるだろうか:
ゴヤ〈戦争の惨禍〉全場面

パンフレット
会期
2024年2月27日(火)〜2024年5月26日(日)
開館時間
9:30~17:30(金・土曜日は9:30~20:00)
※入館は閉館の30分前まで
休館日
月曜日、5月7日(火)(ただし、3月25日(月)、4月29日(月・祝) 、4月30日(火)、5月6日(月・休)は開館)
会場
版画素描展示室(常設展示室内)
観覧料金
一般500円(400円)、大学生250円(200円)
本展は常設展の観覧券または企画展「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?――国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ」(3月12日(火)~5月12日(日))観覧当日に限り、同展観覧券でご覧いただけます。
※( )内は20名以上の団体料金(要予約)
※高校生以下及び18歳未満、65歳以上は無料(入館の際に学生証または年齢の確認できるものをご提示ください)
※心身に障害のある方及び付添者1名は無料(入館の際に障害者手帳をご提示ください)
※Kawasaki Free Sunday(3月10日(日)、4月14日(日)、5月12日(日))、国際博物館の日(5月18日(土))は本展及び常設展は観覧無料
主催
国立西洋美術館
協力
西洋美術振興財団
お問合せ
050-5541-8600(ハローダイヤル)

〈戦争の惨禍〉は、スペインの芸術家フランシスコ・デ・ゴヤ(1746-1828年)が制作した版画集です。1808-14年に戦われたスペイン独立戦争に取材し、戦いの光景やその中で苦しむ民衆の姿、そして政治風刺を主題としています。ゴヤは、フランス軍の暴挙に対するスペイン民衆の抵抗という図式を超え、戦争という非常事態に生み出される様々な暴挙や愚行を驚くほど冷静に、かつ仮借なく捉えました。人間の抱える深淵なる闇の世界を抉り出している点で、時代を超越した普遍的なメッセージを放つ傑作といえるでしょう。

本連作はゴヤの存命中には公開されず、1863年になってようやく、スペインのマドリードで80点からなる初版が出版されました。国立西洋美術館は1993年度にその初版を収蔵、以降多くの場面を様々な機会に展示してきました。また2017年度には、番号が振られながら初版には含まれなかった未発表作2点も収蔵しています。しかし、これらのうち半数近い37点はこれまでに展示したことがありません。そこで本展では、連作全点と未発表作2点を合わせた計82点を披露、版画集の全像をご紹介します。

2022年2月にロシアがウクライナに侵攻し、2023年10月にイスラエルとパレスチナの間で軍事衝突が勃発したことは周知のとおりです。ゴヤが銅版に刻んだ、時に目を逸らしたくなるような悲劇は、遠い昔の出来事ではなく、我々のアクチュアルな問題でもあるのです。真理や真実、正義が歪められ、文明の闇が露呈した時、我々は何をすべきなのか、根源的な問いを投げかける作品と向かい合ってみたいと思います。

  • 画像:彼女はよみがえるだろうか?
    フランシスコ・デ・ゴヤ〈戦争の惨禍〉より80番《彼女はよみがえるだろうか?》
    1814-15年頃 エッチング、バーニッシャー/紙 国立西洋美術館
  • 画像:何と勇敢な!
    フランシスコ・デ・ゴヤ〈戦争の惨禍〉より7番《何と勇敢な!》
    1810-14年頃 エッチング、アクアティント、ドライポイント、エングレーヴィング、バーニッシャー/紙 国立西洋美術館
  • 画像:戦争の惨害
    フランシスコ・デ・ゴヤ〈戦争の惨禍〉より30番《戦争の惨害》
    1810-14年頃 エッチング、ドライポイント、エングレーヴィング、バーニッシャー/紙 国立西洋美術館
  • 画像:茶碗一杯が何になろう?
    フランシスコ・デ・ゴヤ〈戦争の惨禍〉より59番《茶碗一杯が何になろう?》
    1812-14年頃 エッチング、アクアティント、バーニッシャー、ラヴィ/紙 国立西洋美術館
  • 画像:大衆の利益に反して
    フランシスコ・デ・ゴヤ〈戦争の惨禍〉より71番《大衆の利益に反して》
    1814-15年頃 エッチング、バーニッシャー/紙 国立西洋美術館
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