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今後の展覧会予定企画展
テート美術館 ターナー展――崇高の絵画、現代美術との対話

ポスターの画像
会期
2026年10月24日[土]―2027年2月21日[日]
開館時間
9:30~17:30(金・土曜日は~20:00)
※入館は閉館の30分前まで
休館日
月曜日、11月24日[火]、12月28日[月]-2027年1月1日[金・祝]、1月12日[火](ただし、11月23日[月・祝]、2027年1月11日[月・祝]は開館)
※2027年1月12日[火]―2月21日[日] 国立西洋美術館 常設展示室は閉室
会場
企画展示室
観覧料

一般2,400円、大学生1,500円、高校生1,100円

前売券
一般2,200円、大学生1,300円、高校生900円

  • ※中学生以下、障害者手帳*をお持ちの方とその付添者1名は無料(入館の際に学生証等の年齢の確認できるもの、障害者手帳等をご提示ください)
    *対象となる手帳:身体障害者手帳・ 療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳
  • ※大学生及び高校生の方は、入館の際に学生証をご提示ください。
  • ※国立美術館キャンパスメンバーズ加盟校の学生・教職員は、本展を学生1,300円、教職員2,200円でご覧いただけます。(学生証または教職員証をご提示のうえ、会期中、ご来場当日に国立西洋美術館の券売窓口にてお求めください)
  • ※2026年11月4日[水]-11月19日[木]は大学生及び高校生の無料観覧日。入館の際に学生証をご提示ください。
  • ※65歳以上の方は、2026年10月24日[土]-11月8日[日]の期間中、ご来場当日に国立西洋美術館の券売窓口にて身分証をご提示のうえ、一般券を400円引きでお求めいただけます。
  • ※観覧当日に限り本展の観覧券で常設展もご覧いただけます。なお、2027年1月12日[火]-2月21日[日]の期間、常設展は閉室いたします。

チケット情報外部リンク

主催
国立西洋美術館、テート美術館、朝日新聞社、テレビ朝日
協賛
NISSHA、ダイキン工業、大和ハウス工業
後援
TOKYO FM、ブリティッシュ・カウンシル
協力
セルシス、西洋美術振興財団
お問い合わせ
050-5541-8600(ハローダイヤル)
展覧会公式サイト

https://turner2026-27.exhibit.jp/外部リンク

昨年、2025年に生誕250周年を迎えた、英国絵画史上でもっとも偉大な画家ともみなされるJ.M.W. ターナー(1775−1851年)。彼は、移ろう光や大気、荒れ狂う海や空、または産業革命期に人間が排出しはじめた蒸気や煤煙など、この世界の一定ではない諸相をときに克明に、ときに抽象化して描きだしました。絵画の可能性をきわめて実験的に拡張し、その歴史に新地平を切り拓いた、まぎれもない変革者――それがターナーであったといわなければなりません。そしてこの画家の作品は、18世紀後半にエドマンド・バークやイマヌエル・カントらの哲学者によってさかんに議論され、その後にロマン主義の芸術を語るさいの鍵のひとつとなった「崇高」という概念を体現するものとして評価されてもきました。

この展覧会は、世界最大のターナー・コレクションを誇るロンドンのテート美術館の所蔵品から、油彩画や水彩画など、80点以上をご紹介する回顧展です。ターナーの作品群をテーマごとに再編し、ゆるやかな時系列に沿って展示します。しかし、そればかりではありません。本展では、ターナーが描いたものと戦後ないしは現代の芸術作品を各章で併置して対話させることで、その過去の画家の問題意識が時空を超えて後世のアーティストたちの関心とも響きあうことに眼を向けます。そのような展示法を21世紀に国際的に主導してきた機関のひとつが、ほかならぬテート美術館だったといえます。

たとえば、20世紀後半に「抽象的崇高」なる概念とともに語られたアメリカの抽象表現主義の画家たちのターナーにたいする意識を検証します。はたまた、地球環境をしばしばテーマ化してきたオラファー・エリアソン(1967年−)の作品を差し挟むことで、ターナーが生きた産業革命期に端を発するともいわれる昨今の気候変動の問題に眼を向けます。もしくは、ターナーの絵画に触発されたラディカルなアーティスト集団、オトリス・グループ(2002年結成)が、すぐれて高度な思考とSF的な想像力によってつくりあげた映像作品――「エッセイ・フィルム」と呼ぶべきもの――を介して、過去の西洋の植民地主義や奴隷貿易を批判的に想起するとともに、こんにち、グローバルに共有されていながらもいまだ解消されてはいない、芸術における脱植民地化や資本主義の再考といった諸課題に迫ります。

本展が、われわれにこんにちなお、あらたな経験をもたらしつづけるターナーの芸術との出会いの場となるとともに、彼が描いたものをつうじて、過去と未来の世界を同時に考えていただける機会となれば幸いです。

  • J.M.W. ターナー《グリゾン州の雪崩》1810 年展示
    油彩/カンヴァス テート美術館 Photo: Tate
  • J.M.W. ターナー《捕鯨船エレバス号に万歳! もう一頭獲ったぞ!》
    1846年展示 油彩/カンヴァス テート美術館 Photo: Tate
  • J.M.W. ターナー《荒海とイルカ》1835- 40年頃
    油彩/カンヴァス テート美術館 Photo: Tate
  • オラファー・エリアソン《溶ける氷河のシリーズ 1999/2019》2019年
    Cプリント(30組) テート美術館 © 2019 Olafur Eliasson
    Photo: Tate
  • オトリス・グループ《Hydra Decapita(ヒュドラの斬首)》2010 年
    HDヴィデオ、プロジェクション、カラー、サウンド テート美術館
    Courtesy and copyright The Otolith Group. Photo: Tate

本展関連プログラム/イベント