今後の展覧会予定小企画展
フルーニング美術館・国立西洋美術館所蔵
フランドル聖人伝板絵―100年越しの“再会”

- 会期
- 2025年10月25日[土]-2026年5月10日[日]
- 開館時間
- 9:30~17:30(金・土曜日は~20:00)
※入館は閉館の30分前まで - 休館日
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毎週月曜日
※ただし、月曜日が祝日又は祝日の振替休日となる場合は開館し、翌平日が休館
※年末年始(12月28日〜1月1日)
その他、臨時に開館・休館することがあります。
※開館時間・休館日の最新情報はカレンダーをご確認ください。 - 会場
- 本館展示室
- 観覧料金
- 一般500円(400円)、大学生250円(200円)
本展は常設展または企画展の観覧券で、観覧当日に限りご覧いただけます。
※( )内は20名以上の団体料金(要予約)
※高校生以下及び18歳未満、65歳以上、障害者手帳*をお持ちの方とその付添者1名は無料(入館の際に学生証等の年齢の確認できるもの、障害者手帳等をご提示ください)
*対象となる手帳:身体障害者手帳・ 療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳
※国立美術館キャンパスメンバーズ 加盟校の学生・教職員は無料(学生証または教職員証をご提示ください)
- 主催
- 国立西洋美術館
- お問合せ
- 050-5541-8600(ハローダイヤル)
ブリュージュのフルーニング美術館と国立西洋美術館には、キリストの使徒、聖ヤコブの生涯の物語場面を描いた板絵がそれぞれ所蔵されます(以下、ブリュージュ作品・東京作品)。
両作品は1909年当時、ロンドンのファー画廊にありました。その後、ブリュージュ作品は1911年までにパリのクラインベルガー画廊へ移り、1912年にフルーニング美術館に入っています。クラインベルガー画廊が1911年に作成した目録に東京作品の記録はなく、これ以前に2点は分かたれていたと考えられます。東京作品は20世紀初頭に松方幸次郎によって購入され、日本に送られました。そしてその後、国内の個人コレクションを経て、2017年に国立西洋美術館に取得されることとなります。
2017年の取得に際して、国立西洋美術館では作品調査を実施し、その結果、東京作品がブリュージュ作品と、かつて同一の祭壇装飾ないし連作に属したものであることが確認されました。この再発見を機に企画された本展では、20世紀初頭にベルギーと日本に分かたれた二作品の100年越しの「再会」をはかります。また、2017年以降、フルーニング美術館、国立西洋美術館を中心に進めてきた作品調査の成果を、展示、講演会、論文集によってご紹介します。
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作者不詳《聖ヤコブおよび聖ヨハネ伝の諸場面》
1525 年 油彩、板 フルーニング美術館、ブリュージュ
© Photo: Cedric Verhelst / Musea Brugge -
作者不詳《聖ヤコブ伝》
油彩、板 国立西洋美術館 旧松方コレクション