今後の展覧会予定企画展
北斎 冨嶽三十六景 井内コレクションより
葛飾北斎「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」、1830–33(天保 1–4)年頃、横大判錦絵、国立西洋美術館(井内コレクションより寄託)
- 会期
- 2026年3月28日[土]-6月14日[日]
- 開館時間
- 9:30~17:30(金・土曜日は~20:00)
※入館は閉館の30分前まで - 休館日
- 月曜日、5月7日[木](ただし、3月30日[月]、5月4日[月・祝]は開館)
- 会場
- 企画展示室B3F
- 観覧料
一般2,200円、大学生1,300円、高校生1,000円
※中学生以下、障害者手帳*をお持ちの方とその付添者1名は無料(入館の際に学生証等の年齢の確認できるもの、障害者手帳等をご提示ください)
*対象となる手帳:身体障害者手帳・ 療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳
※大学生及び高校生の方は、入館の際に学生証をご提示ください。
※国立美術館キャンパスメンバーズ加盟校の学生・教職員は、本展を学生1,100円、教職員2,000円でご覧いただけます。(学生証または教職員証をご提示のうえ、会期中、ご来場当日に国立西洋美術館の券売窓口にてお求めください)
※観覧当日に限り本展の観覧券で同時開催の企画展「チュルリョーニス展 内なる星図」、常設展もご覧いただけます。
- 主催
- 国立西洋美術館、読売新聞社
- 協力
- 西洋美術振興財団
- お問い合わせ
- 050-5541-8600(ハローダイヤル)
葛飾北斎(1760–1849年)は、その斬新な構図と、自然や人物を生き生きと捉える卓越した表現力によって、日本国内にとどまらず、西洋美術にも大きなインパクトを与えました。当館で開催した「北斎とジャポニスム」展(2017–18年)でもご紹介したように、彼の影響はモネやドガら印象派の画家たちをはじめ、欧米各地に広がり、さらにはバルト海沿岸に位置するリトアニアの代表的画家、M. K. チュルリョーニスの作品にも見られます。
本展は、2024年に井内コレクションより当館に寄託された、北斎の『冨嶽三十六景』(1830–33年頃)を初披露する展覧会です。北斎の代表作である本シリーズ全46図を一挙に公開します。さらに、特に高い人気を誇る「神奈川沖浪裏」と「凱風快晴」については、それぞれ異なる摺りをもう1点ずつ併せてご紹介します。「神奈川沖浪裏」は、現存する中でも類を見ないほど摺り・保存状態に優れた一枚が加わります。また、“赤富士”として知られる「凱風快晴」は、極めて希少な藍摺版、通称“青富士”も特別に展示します。これら全48点を、モネをはじめとする西洋美術コレクションを誇る当館でご覧いただけるまたとない機会となります。ぜひご期待ください。