過去の展覧会
国立西洋美術館開館50周年記念事業
古代ローマ帝国の遺産―栄光の都ローマと悲劇の街ポンペイ―
国立西洋美術館開館50周年記念事業
古代ローマ帝国の遺産―栄光の都ローマと悲劇の街ポンペイ―
- 会期
- 2009(平成21)年9月19日(土)〜12月13日(日)
- 会場
- 国立西洋美術館
- 主催
- 国立西洋美術館、東京新聞、NHK
- 後援
- 外務省、文化庁、イタリア大使館
- 特別協賛
- 住友金属鉱山
- 協賛
- 日本写真印刷、EPSON
- 協力
- アリタリア−イタリア航空、日本貨物航空、JR東日本、西洋美術振興財団
- 学術協力
- 東京大学ソンマ・ヴェスヴィアーナ発掘調査団
- 映像協力
- 凸版印刷
- 入場者数
- 195,477人
- 関連書籍
人類史上、比類ない長さと広さを誇った古代ローマ帝国。本展では、帝国の誕生から繁栄の極みを、美術品と考古資料で紹介しながら、ほぼヨーロッパ全土に栄光を維持させた秘密に迫ります。紀元前1世紀、ユリウス・カエサルと、その遺志を継いだ養子のオクタウィアヌス(後のアウグストゥス)の活躍によって、変貌を遂げた都市国家ローマ。第1章『帝国の誕生』ではその過程を辿り、第2章『アウグストゥスの帝国とその機構』では帝国全土に平和をもたらしたアウグストゥスの統治システムを、また第3章『帝国の富』では、「最も幸福で繁栄した時代」の帝国の豊かさを見ることができます。帝国絶頂の西暦79年、ウェスウィウス(ヴェズヴィオ)火山の噴火で埋もれたポンペイから出品される壁画や銀食器などからも、当時の豊かな暮らしぶりを窺うことができます。本展は、ナポリ国立考古学博物館をはじめイタリア各地に所蔵される魅力的な作品約120点による、かつてない規模と充実した内容となっています。