過去の展覧会企画展
憧憬の地 ブルターニュ
―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷
- 会期
- 2023年3月18日(土)~6月11日(日)
- 開館時間
- 9:30~17:30
毎週金・土曜日:9:30~20:00
※入館は閉館の30分前まで
※5月1日(月)、2日(火)、3日(水・祝)、4日(木・祝)は20:00まで開館 - 休館日
- 月曜日 (ただし、3月27日(月)、5月1日(月)は開館)
- 会場
- 企画展示室
- 観覧料金
- 一般2,100円、大学生1,500円、高校生1,100円
※混雑緩和のため、本展覧会は事前予約制(日時指定券)を導入いたします。チケットの詳細・購入方法は、 展覧会公式サイトのチケット情報をご確認ください。
※中学生以下は無料
※心身に障害のある方及び付添者1名は無料(入館の際に障害者手帳をご提示ください)
※新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため、本展では団体券の販売を行わないことといたしました。
※国立美術館キャンパスメンバーズ加盟の大学等の学生・教職員は本展覧会を学生1,300円、教職員1,900円でご覧いただけます。国立西洋美術館券売窓口にてお求めください。
- 主催
- 国立西洋美術館、TBS、読売新聞社
- 後援
- 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、TBSラジオ
- 協賛
- 大和ハウス工業、DNP大日本印刷、損害保険ジャパン
- 協力
- 日本通運、西洋美術振興財団
- ジュニア・パスポート
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当館券売窓口にて中学生以下の方にジュニア・パスポート(鑑賞ガイド)を配布しています。
- 広報資料
- 展覧会公式サイト
フランスの最北西端、大西洋に突き出た半島を核とするブルターニュ地方は、芸術家と縁の深い土地です。ケルト人を祖にもち、16世紀前半まで独立国であったこの最果ての地は、隣国のイギリスとフランスに翻弄されながらも独自の歴史と文化を紡ぎ、フランスの一部となったのちも固有の言語「ブルトン(ブレイス)語」を守りつづけました。またこの地には断崖の連なる海岸線や岩で覆われた荒野、深い森などの豊かな自然とともに、古代の巨石遺構や中近世の宗教遺物が各地に残されています。人々の篤い信仰心や地域色に富む素朴な生活様式も長らく保たれてきました。このように特徴的な自然と歴史文化を擁するフランスの内なる「異郷」は、19世紀以降、新たな画題を求める画家たちを惹きつけてやみませんでした。
本展では、とりわけ多くの画家や版画家たちがブルターニュを目指した19世紀後半から20世紀はじめに着目し、この地の自然や史跡、風俗、歴史などをモティーフとした作品を展覧することで、それぞれの作家がこの「異郷」に何を求め、見出したのかを探ります。また、明治後期から大正期にかけて渡仏し、この地に足を延ばした日本の画家たちの作品と足跡にも光をあてる、これまでにない試みとなります。
国内およそ30か所の所蔵先と海外2館から集められた約160点の作品にくわえ、関連資料もあわせて展示されるこの機会に、皆さんも画家のまなざしを借りてブルターニュの各地をめぐり、芸術を育むその奥深い風土を体感していただければ幸いです。
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クロード・モネ
《ポール=ドモワの洞窟》
1886 年 油彩/カンヴァス
茨城県近代美術館 -
ポール・ゴーガン
《海辺に立つブルターニュの少女たち》
1889年 油彩/カンヴァス
国立西洋美術館 松方コレクション -
シャルル・コッテ
《悲嘆、海の犠牲者》
1908-09年 油彩/カンヴァス
国立西洋美術館 松方コレクション -
黒田清輝
《ブレハの少女》
1891 年 油彩/カンヴァス
石橋財団アーティゾン美術館
本展関連プログラム/イベント
【オンライン講演会】
アンドレ・カリウー「画家たちの大地、ブルターニュ」
【online lecture】André Cariou "Brittany, Land of Painters"
終了しました
- 2023年4月1日(土)
- 14:00~15:00
スライドトーク
終了しました
- 2023年4月7日(金)・5月12日(金)
- 17:40~18:20
【オンライン講演会】
柳沢秀行「日本人画家のブルターニュ」
終了しました
- 2023年4月22日(土)
- 14:00~15:00
【オンライン講演会】
大場静枝「文人たちが見たブルターニュ」
終了しました
- 2023年5月13日(土)
- 14:00~15:00
先生のための鑑賞プログラム
終了しました
- 2023年5月26日(金)
- 展示観覧16:00~20:00 レクチャー18:00~18:40
【オンライン講演会】
袴田紘代「ポスト印象派の画家たちとブルターニュ」
終了しました
- 2023年6月3日(土)
- 14:00~15:00